前回の記事の通り、WROOM-02に書かれているファームウェアが古かったので新しいものを書き込んでみたいと思います。今回ここで行うのはATコマンドを使えるファームです。
では、最新版をダウンロードします。
(ファームは日々更新されています。さらに新しいバージョンが出ていたら適宜読み替えて行ってください)
●ファームウェアのデータ本体のダウンロード先は
http://www.espressif.com/en/support/download/sdks-demos
2016/06/12現在最新のESP8266 NONOS SDK V1.5.4をダウンロードしました。
ちなみにATコマンド対応のファームはNONOSというやつです。
最新版のリリースなどいろいろとフォーラム内でアナウンスされているので、詳しく知りたい人はそちらで確認してください。→ESPRESSIFのフォーラム
●書込みツール「ESP8266 Flash Download Tools v2.4」のダウンロードはココ
http://www.espressif.com/en/support/download/other-tools
追記:リンク先のサイトが更新されました。「ESP8266 Flash Download Tools v3.3.4」がリリースされたようですが、まだ試していません。
●資料のpdf「ESP8266 AT Instruction Set」もダウンロードしておきましょう
http://www.espressif.com/en/support/download/documents
↑下線の補足にあるようにダウンロードしたファームウェアバージョンに対応したpdf資料
●回路の修正「IO0をグランドに」
ファームウェアを書き換えるにはIO0をグランド側につなげてあげる必要があります。
パソコン側の接続方法の詳細は前にやったここを参考にしてください。
それではダウンロードした書込みツールを起動します。
V2.4をダウンロードしたはずなのにタイトルバーがV2.3になっているのはご愛敬ですね^^;
一番上の5つのファイルはファームウェア本体を解凍したbinフォルダ内にあります。書込み先アドレスについてはダウンロードしたpdf資料に書いてあります。今回はpdfの6ページ~7ページに書いてある「32Mbit Flash, map:1024KB+1024KB」を使いました。
FLASH SIZEもpdf内で指定されたものを選択します。COMポート番号とボーレートの選択もお忘れなく。最後にSTARTボタンで書込み開始させます。
無事ファームウェアの更新が完了したら、IO0を元のように3.3V側に直して前回同様「AT+GMRコマンド」でもう一度ファームのバージョンを確認してみましょう。
バージョン情報が新しく更新されていれば成功です。
「WROOM-02を最新ファームV1.5.4に更新してみる」への1件のフィードバック